また、海域別の情報件数は、海域別の利用頻度を相対的に表していると考えられる。たとえば、「ごく最近」のことでは、情報件数592件のうち226件(38%)が沖縄島周辺であり、慶良間列島は162件(27%)である。細かく見ると、沖縄島中北部西岸84件(14%)、北部西岸南52件(9%)、中部西岸51件(9%)、チービシ41件(8%)、座間味41件(7%)、の情報件数は突出しており(第9章資料(6)海域別オニヒトデ確認数情報)、これらの海域の利用頻度が高いものと考えられる。
図2.6.1の海域別オニヒトデ確認数を見ると、「ごく最近」、「ここ1年間」、「それ以前(10年以内)」共に「10匹以上」という、オニヒトデ確認数が多かった海域は、沖縄島の中北部西海岸、中部東岸、南部東岸であったことがわかる。