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『持続可能な社会』を阻害している要因は?

 

「持続可能な社会」のイメージを共有しているグループで、その持続可能な社会を阻害している要因は何なのか探ってみました。

 

1. 人が要因

欲望 物欲、後先を考えない

便利 楽をしたい、早く行きたい、プロセスカット

浪費 大量生産・大量消費、高級志向、拝金主義、無駄づかい

エゴ 人間のエゴ、先入観、偏見

倫理 マナー、倫理観の喪失

利益 利益のみの追及、利権

反自然 非生物時間、人間の進化、川の三面張り、近代科学の智

石油 資源の収奪、プラスチック、原子力

 

2. エゴモラル

情報不足

知識不足→人口増加

経済優先型社会←→楽観主義

エネルギーの無駄づかい

 

3. 意識革命

食糧問題・人口問題・環境ホルモン・少子化・温暖化・民族問題・利己主義・宗教問題と様々な要因が考えられるものの、意識の低さが圧倒的な要因であるところから、共育(教育)が必要である。

 

4. 人間改造計画

無知

まだ大丈夫だ!→宇宙・地球についてグローバルに考えていない

正しい情報が入っていない

希薄な市民意識

環境への認識・教育の不足

便利さ優先 利便性優先の個人主義

欲 甘え、見栄、プライド

怠惰 めんどう、逃避

利己主義 わがまま、自分さえよければ

癒着 企業利益優先の社会と現状、企業優先の政治

 

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絵/松下優子

 

持続可能な社会の社会とは何かの議論にもなり、各グループとも人間を中心とした社会を前提にお互いの意見交換となりました。この中での共通の意見としては、この人間が一番の要因であり資本主義社会の経済優先、大量生産大量消費の中でモラルの低下による自分さえよければや、甘さ、楽観主義、市民意識の不足などが要因となっていることが認識されました。

 

 

 

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