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学生感想文集「解剖学実習を終えて」第21集

 事業名 篤志献体の普及啓蒙
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


入学してからずっと、解剖ができる日を心待ちにしていました。自らの手で人間の体にメスを入れるということによって、医師への階段をまた一段大きく登れるような気がしていたからです。でも解剖を通して私が得たものはもっと沢山の、そして貴重なものでした。忍耐力、継続することの大切さ、予習・復習の習慣、精神力、人体の素晴らしさ、など数え上げたらきりがありません。益々医学を学びたいという気持ちが強くなりました。

私のこういった今の気持ちを伝え、感謝の気持ちを一番に伝えたいのは「絹さん」です。「絹さん」とは同じ班の人とつけた御遺体の名前です。私たち医学生のために御自分の体を差し出して下さったその気持ちが大変有難く、その方を無機質に扱うことはできずに、自然と名前をつけて呼ぼうということになり、それからは時々、「絹さん」が献体をしようと思われた時のことや、今までの人生、家族のことなどを推測して話すようになったのです。そうするとますます感謝の気持ちが強くなり、解剖させて頂いているからには今の自分ができる最大のことをやろうと、勉強にも力が入り、実習中も細心の注意を払って解剖を行うようになりました。体力的にも精神的にも限界だと思われたのに、そのつらさよりももっと充実感の方が強く、満ち足りた毎日でした。ですから、実習の全てを終え、柩のふたを閉めた時の気持ちは、言葉では言い表せないものがありました。

この三ヶ月を通して、医学への興味を強め、一回り自分なりに成長できたと思っています。この気持ちを忘れず、献体して下さった方々の気持ちに答えるためにも、これから日々努力してゆくつもりです。

 

 

 

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更新日: 2019年8月10日

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