スライド27. タコマ港
タコマ港は、シーランド・マースク(まもなく「CSX」に改名される予定)における北西岸コンテナターミナルの拠点です。また同港は、Kラインのハスキーターミナルのアメリカ北西岸拠点です。現在ヒュンダイに対し60エーカー(約24ha)のターミナルを建設していますが、ヒュンダイはこれをさらに120エーカー(約48ha)まで拡張するオプションが与えられています。新しいターミナルは長さ2,000フィート(約600m)、水深48フィート(約14.4m)(将来的には50フィート(約15m)まで浚渫)の岸壁を有することになります。4番ターミナルは8百万ドルの費用を投じ、40エーカー(約16ha)から75エーカー(約30ha)に拡張され、2000年に完工を予定しています。現在は二つのドック式の共同鉄道ヤードが敷かれていますが、ヒュンダイのターミナルにもう一つヤードが建設される予定であります。
スライド28. バンクーバー港(カナダ)
バンクーバー港は、最近、COSCO大型船に対応し、それ以外の船社も共用できる大水深バースを備えたデルタポート施設を供用開始しました。同港は、インターモーダルの運営に積極的に関与し、鉄道の合併や、カナダ国立鉄道と北米船社間の契約締結の結果、アジアから北米に輸送されるコンテナ貨物を大量に受け入れるようになりました。
スライド29. コンテナターミナルとしての土地の利用
次のスライドでは各港の利用有効面積と1エーカー当たりの処理能力(単位 : TEU)を表しています。ほとんどの場合、コンテナに割り当てられた土地面積は、そこで扱われる貨物量に比例しますが、異なるタイプの海上・陸上輸送運営により、効率性の違いも見られます。