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2.4.4 まとめ

船舶の火災危険性については、居住区域についてはRR42において平成10年及び11年度において船舶艤装品研究所による調査研究で概略を把握した。また、居住区火災の危険に関する確率論的研究は、RR42での船舶技術研究所の調査研究である。機関区域についてはRR42での日本海事協会による調査研究成果がある。また、貨物区域については、同じくRR42での日本海事協会による調査研究成果がある。

残された課題としては、貨物の荷役時の火災安全性(可燃液体貨物、荷役設備装置の火災安全性)、危険物運送の火災安全性、車両区域及びRO−RO区域の火災安全性がある。

これらの残された課題に関する調査研究を進め、今年度までにRR42にて得られた調査研究成果と合わせてを統合的にまとめることによって、船舶の火災安全性及び火災危険性に対処する防火規則を総合的に検討して防火措置が的確に取られることを確保することができよう。

 

 

 

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