また、グラフの大きさが業務量の割合いを示しているとのことである。
a段:警察(水上、陸上とも)の一般的任務
左端……安全確保、秩序維持のための防犯業務
左から2番目……犯罪捜査
左から3番目……交通指導
右端……交通環境整備
(信号機、歩道等)
b段:特に特徴あるもので、シェンゲン条約対応の業務
外国人の入国管理は、本来、国境警備隊の仕事であるが、ハンブルグが国際港であり、年間22万人以上が入港してくることから、州と連邦とが協定を結び、水上警察でコントロールすることとしている。
パスポートを見て、警察コンピューターに入力すると、税関、入管、検疫等についても同時に処理される。
水上警察業務の25%を占めている。
c段:危険物輸送関連
危険物の船舶及び陸上(鉄道、自動車)輸送に関して、許可とコントロール(許可条件通り守られているかどうか)の2つの役割り。
d段:国際法、国内法に基づく船舶コントロール
SOLAS条約、MALPOL条約、ヘルシニキ条約等。
e段:港則法(ハンブルグ州法……州法と連邦法とがあるが、必ずしも一致していない。州法の方が厳しい場合が多い。)
水上警察が専管している。
(ハ) 水上警察の職員数
・水上警察の職員数の状況は、次ページ表のとおり。
管理者…… 7名 水上警察の最高責任者、各警察署長、警察学校長等。
士 官……228名
下士官……241名
警察官 計476名
事務員、清掃等の職員 34名
ハンブルグ州水上警察 職員総計 510名
・うち、水上警察業務従事者(上段) 473名
他業務従事者(警察学校長等) 37名
・また、マイワルド警察署長指揮下の職員は104名(警察官96名、事務員8名)であるとのこと。