6]建築廃棄物
建築廃棄物のうち、コンクリート塊、アスファルト塊を除く、建築汚泥50万トン、混合廃棄物20万トン、発生木材20万トンを処理すると想定した。これらの諸元は、まだ、集中処理する施設の実例がないので、関係者の話や、大栄環境(株)・三木リサイクルセンターの見学印象から大胆な仮定を行ったものである。汚泥は含水率80%で受け入れ、固形分20%は軽量骨材、再生土壌材として300円/トン(工場渡し)で販売するとした。委託処理費用は、現在大阪湾フェニックス計画の最終処分場に投棄する際の料金並とした。発生木材はチップ化してRDFとするものとし、RDFはRDF発電を実施している自治体等の焼却炉に無料で引取ってもらうとした。
想定した大量の廃棄物を5万m2の敷地で処理できるか、さらなる検証が必要である。
7]食品廃棄物
生ゴミのメタン発酵の大規模施設は日本で実施例はなく、1,000トン/年級の実証プラントが京都府などで稼働しているに過ぎない。リサイクルの先進国であるスイスやドイツでは表-5・12に示すように、生ゴミ等のメタン発酵プラントが稼働しており、その規模は1万トン〜2万トンになっている。24万トンという大量の生ゴミを神戸港湾地域で処理できるかどうかはさらに検討する必要があるが、発生するメタンガスは発電やガス自動車の燃料として使えることから、将来技術としては都市のクリーンエネルギーとして注目しておくべきものである。メタンガスは3トン/日の生ゴミから300Nm3発生するとされている。