4-6 エコタウン事業の事例
通産省のエコタウン事業に認定された自治体はこれまで9ヶ所を数える(第3章 表-3・2参照)が、その第1期の事業計画として平成9年7月に承認された北九州エコタウン事業を例にとって説明する。
【北九州エコタウン事業概要】
1]所在地:北九州市若松区響灘地区(図-4・9参照)
2]開発地域:響灘工業団地に環境・リサイクル事業を中心とした総合環境コンビナート、実証研究センターを整備する。
3]響灘地区の特性
・広大で安価な土地(約2000ha)の活用により計画的なまちづくりが可能
・技術連携などが必要になる既存産業集積と近接
・地区内に管理型処分場を有しており、長期的に安全・安定した処理が可能
・港湾施設の活用により、環境に配慮した大量輸送システムが可能
・豊富な工業用水
4]実証研究センター内施設
実証研究センター内の研究施設の一覧を表-4・4に、施設配置を図-4・10に示す。大学や企業の様々な実証研究機関がすでに実証研究に入っており、総合的な実証研究ゾーンが形成されている。
エコタウンセンター(仮称)では、エコタウン事業を総合的に支援するため、環境に関する学習・研修施設、技術・製品の展示場、視察対応や研究支援を行う中核施設の建設が計画されている。
5]総合環境コンビナート
コンビナート内での事業および事業計画を表-4・5に、配置図を図-4・11示す。すでに、ペットボトルリサイクル事業、OA機器リサイクル事業、使用済み自動車リサイクル事業が稼働を開始し、家電リサイクル事業も平成12年4月稼働予定である。そのほか、建設廃棄物処理事業、都市ごみリサイクル施設、古紙リサイクル事業など多彩なリサイクル施設の進出が計画・検討されている。
また、中小企業向けに工業団地の整備が進められており、すでに市中に点在する使用済み自動車解体事業者の進出・集積化が決まっている。