ベールの大きさは数種類あるが、小型ベールでは50cm×50?p×70cmの大きさで、ボトル300本、18?sの重量である。これより、ベールの嵩密度を推定すると、0.1g/mm3となる。関係者の話によると、10トントラックに約6トンのベールを積むことができるとのことである。
自治体等が回収・ベール化したものを引取り、ベールを解俵した後、X線によって識別した塩化ビニルボトルを選別除去し、洗浄後、光透過率によって色付きボトルを選別し、粉砕する。粉砕物を洗浄後、ラベル・アルミ等の不純物を除去した後、さらに液比重分離や風力比重分離、磁力分離工程を経て、アルミ・鉄などの金属分や不純プラスチックを分離して、清浄フレーク(破砕されたままの鱗片状のもの)となる。さらに、それを押出機にかけて再生ペレット(溶融後、直径3mm程度の棒状に押出し、5mm程度の長さにカットしたもの)となる。
再生品はフレークが60円/kg、ペレットが90円/kgで出荷されている。
再生PET原料(フレーク、ペレット)は新品原料(バージン樹脂と呼ばれる)と混ぜて繊維やシートに成形して利用される。再生原料の用途としては、洗剤等のボトル、毛布・じゅうたん、ぬいぐるみ綿、衣類、カバン、卵パック等、日用雑貨、植木鉢、土木・建築資材、など多岐に渡っている。しかし、回収率が上昇して、再生原料が増加すると、その需要面で制約がでることが予想され、更なる用途開発が必要である。
需要面では、再度清涼飲料水等の食品用ボトルとして利用(これをBottle-to-Bottleと呼んでいる。)することが望ましいが、食品衛生法で再生原料の食品容器への利用が禁止されていることから、現状では不可能である。一部、外国では再生原料の食品容器へのリサイクルの安全性を実証した上で、市場投入を認めようという動きもあり、研究課題としては注目に値しよう。