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図-3・9、表-3・31は神戸市の製造業の出荷額内訳を見たものであるが、食品製造業は一般機械に次いで多く、飲料・飼料という食品関連産業まで含めると、神戸を特徴付ける第1の産業群となっている。酒造業、穀物処理業、製粉業、食用油製造業、洋菓子製造業、パン製造業などの集積が大きく、食品産業の特化係数(全国平均値に対して地域の産業がどれだけ集積度が大きいかを示す指標で、1.0が全国平均値)を他の大都市と比較した表-3・32でみても、神戸市の食品産業が突出していることがわかる。

 

表-3・32 大都市の製造業特化係数比較(平成7年度 工業統計表より作成)

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したがって、神戸港湾地域での食品廃棄物処理施設の整備はこうした後背地の産業支援になると考えられ、メタン発酵、コンポスト化、飼料化施設などから後背地産業とのマッチングを配慮した施設整備が重要である。

また、輸入品中に占める食品の割合が最も高いことから、港湾を経由して後背地の食品製造業に原材料を分配する前に、港湾地区で事前処理として、原材料から廃棄物になりそうなものをできるだけ取り除いて大元で処理してしまうという考え方もありうる。

 

 

 

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