4]廃OA機器リサイクル
コピー機の大手リコーやパソコン大手のNEC、富士通は独自に回収ルートや処理施設を整備済みであるが、それ以外のメーカはこれからリサイクルシステムづくりが本格化する。パソコンはこれまでリースを中心とした事業系ユーザーからのリサイクルを中心にしていたが、今後は家庭系廃パソコンが増加するものとみられ、宅配便事業者との提携による回収ルートの設定、ネットビジネスに乗せたリサイクル部品や再生材料販売事業を組みあわせれば、従来型ではないリサイクルシステムへの参入が可能と見られる。
5]廃自動車リサイクル
既存解体事業者とシュレッダー事業者で回っていた業界であるが、通産省「リサイクルイニシアティブ」や業界の自主行動計画に基づく高いリサイクル率に対応するためには、新しい考え方による解体作業が必要である。リサイクル率を上げるには、丁寧な解体が必要であり、その上解体コストを下げるという相反した条件をクリアしなければならない。効率の良い解体・シュレッダー事業の再構築へ業界あげて取組まなければ、既存の事業者業界は生き残れない。そこで、新しい技術も盛りこんだ高リサイクル率達成のプロセスをモデル事業として立上げ、業界の体質改善のリーダー的位置付けになる企業が必要である。スクラップ価格低迷の中で収益を確保するには、部品のリユース率を高めることが重要であり、部品の供給者と需要者を効率的に結びつけるネットビジネスの導入など、新しいツールを持ったモデル事業が求められている。
6]建設廃棄物
建設業界の自主行動目標や法制化の動きを受けて、高いリサイクル率が目標にされている。コンクリート塊、アスファルト塊については既存の業界で対応できると思われるが、混合廃棄物や汚泥については新たな処理事業として育成する必要がある。これらには、技術的にも解決しなくてはならない課題もあり、経済性からも成立の難しい面もある。輸送コスト、処理コスト等のミニマム化を狙いながら、新プロセスでの事業化が望まれる。
7]食品廃棄物
現在、ほとんどが焼却処理されているものを、再資源化するにはコンポスト化、飼料化、メタンガス化などが考えられるが、都市部における再資源化方法としては、まだ、国内では、実用規模での実施例は見当たらないが、再生ガスの需要が旺盛なメタンガス化を狙うのが望ましい。神戸地区は特に食品産業、外食産業等の集積が高いことから、大型の処理施設で効率良くメタン化する施設のニーズは高いと考えられる。