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(3) 他の船種の燃料消費量に関する調査

鉄鉱石運搬船の燃料消費量の傾向についてFig.12に、石炭運搬船の燃料消費量の傾向についてFig.13に示した。鉄鉱石運搬船では、船型との関係を見た場合に明らかに不連続なポイントが20万DWT以上の大型船で見られる。DWT対燃料消費量を船舶明細書などで細かく検討した結果、72〜88年の20万DWTの鉄鉱石船については、小型船舶よりも搭載馬力数が少なく、Fig.12に示すような傾向が実際にあることが確認された。

タンカーやコンテナと同様に、経年劣化の効果を導入し、各船型船齢ごとの燃料消費量をtable 26およびtable 27に示すように推定した。なお、他の船種については、データが少ないことから石炭船のデータを流用することとした。

 

table 25 average fuel consumption t/day/vessels

(鉄鉱石船の平均的な燃料消費量t-Fuel/day/隻)

030-1.gif

実DWTおよび機関などの経年劣化を含んだ設定航海速度を代入した場合の平均的燃料消費量。推進効率で5%/10年で劣化すると仮定した。「-」はその船型の鉄鉱石船が存在しないことを示す。

 

table 26 average fuel consumption t/day/vessels

(石炭船および他の貨物船の平均的な燃料消費量t-Fuel/day/隻)

030-2.gif

実DWTおよび機関などの経年劣化を含んだ設定航海速度を代入した場合の平均的燃料消費量。推進効率で5%/10年で劣化すると仮定した。「-」はその船型の鉄鉱石船が存在しないことを示す。

 

 

 

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