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2.8 Scripps Institution of Oceanography

 

(1) 訪問先

 

Dr David Rogers

Scripps Institution of Oceanography-University of California San Diego

9500 Gilman Drive,La Jolla,CA 92093-0230

tel:+1-619-534-6412

fax:+1-619-534-7452

e-mail:drogers@ucsd.edu

 

(2) 訪問目的

 

米国の海洋エンジニアリング中心の中核的な海洋研究機関のアクティビティを視察する。海洋観測技術開発プロジェクト(機器開発)に関する意見交換を行い、将来展望に関する意見交換も併せて行うことを目的とした。

なお、Scripps Institute of Oceanographyは、カリフォルニア大学サンディエゴ校の一部。地質学、構造地質学、体積学、水力学、微小古生物学、岩石学、地球化学、海洋音響学、宇宙化学、大気-海洋相互作用、地球的大気およびその変化、分類学、生理学、神経生理学、個体群構造とそのダイナミクス、動物行動、生物化学、光生物学と生態学などの研究を行っている。研究者は285名、院生が190名、その他のスタッフが750名である。

 

(3) 訪問結果

 

Roger氏の主なコメントは以下の通りである。

・Scripps Institution of Oceanographyは、University of California,San Diegoの一組織である。

・リサーチベッセルは、昔のFLIPを含めた5隻を所有している。一日500米ドルで使用することができる。クルーは大型で20人、小型で5人である。

・JAMSTECとは協力関係にあり、先日も会合をもった。

・NSFが観測のランニングコストをもっており、NOAAはむしろ補助的である。

・産業界(Industry)との協力も重視している。造船海運だけではなく、全産業を視野に入れている。

・国連や日本との協力は重視しており、フレームワーク(Frame Work)と位置づけている。

・21世紀においても、「情報」は重要であり、リアルタイムのデータ収得は不可欠である。

 

 

 

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