1.8 MISU(Meteorogiska Institutionen Stockholm Universitet)
(1) 訪問先
Prof. Kristofer Doos
Meteorogiska Institutionen Stockholm,Universite Department of Meteorology at Stockholm University, S-10691 Stockholm, Sweden
doos@misu.su.se
tel:+46-8-161734
fax:+46-8-157956
(2) 訪問目的
海洋循環に関して、Tracing the Water Mass of the North Atrntic and the Mediterrranean(TRACMASSプロジェクト)に関するヒアリングを行うことを目的とした。
(3) 訪問結果
・南氷洋における海洋循環について、わき出し、しずみ込みがあることを見い出している。これが、本研究の最大の成果である。
・3年間のプロジェクトであり、1年既にやっており、もう2年間の研究期間が残っている。今後、モデルの精度を上げることに注力する予定である。
・モデルの評価は、1] 別のモデルとの比較、2] 一部の観測データとの比較により行っている。海洋分野では、観測値が現れており、観測データとの比較は限られている。
・スエーデンでは、ノルウェーとは異なり、海洋分野と関連する民間企業はほとんどない。研究資金のほとんどは、政府から受けている。スエーデンのResearch Councilは、環境分野(Green、Nature)を重視している。
これは、窓の外を見てもらえればわかるであろう。(確かに、うらやましくなるような環境であった。)
・EUのプロジェクトは、私としては50%分の研究資金を受けているが、2年とかの期限付きであり、よいとは思わない。