6.6.3 納入仕様書の受領
納入仕様書の受領フェーズでは、以下のような評価及び課題が報告された。
[評価]
1. 注文仕様書と納入仕様書の差異がチェックできる。
2. 紙が少なくなる。
3. ファイリングが容易。
4. メーカ図の入手部数を気にしないくてよい。
5. 図面の送付期間が短くなる。
6. 社内の図面回覧から返却までの作業が合理化できる。
7. 誰が付けたコメントかが容易に識別できる。
8. 納入仕様書/協議リストを社内共有サーバに掲示し、メールで担当者に協議依頼することで、短時間で協議終了し、コメントの転記も不要となる。
9. Acrobatの注釈・履歴管理機能は活用できそう。
10. コメント記入した納入仕様書とメーカからの返却納入仕様書との比較・チェックが簡単に行えた。
[課題]
1. データが一元管理されているので、取り込み時に上書きするかどうか確認が欲しい。
2. 各仕様書毎の版管理機能があるとよい。
3. 図面サイズがA4を越えると見ずらい。
4. 頁移動に時間がかかるので、図面のぺージが多いと困る。
5. ハードの性能を保持する必要がある。
6. 造舶間のQ/Aの方法を統一する必要がある。
7. AcrobatではCADに近い作業(寸法線、寸法記号を入れる)は不向き。
8. 送信側のファイルサイズが大きいとき受信側で正常に受信できない場合がある。
9. 社内での図面の流れ及びメーカに対する図面の承認をどのように明確にするかが問題。