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クラスライブラリ

何らかのサービスを提供するために、オブジェクト指向言語によって実装されたプログラム群。GPMEでは、業務分析を通じて獲得したオントロジをC++言語で実装して、クラスライブラリとして提供している。

 

言語バインディング

全てのプログラミング言語はそれぞれ特有の方法でデータを持っていたり、プロセス実行したりする。汎用的なインタフェースを持った記述言語であるIDLは、最終的にはこれらの特有形式に、IDLコンパイラーを用いて変換される必要がある。対応しているIDLコンパイラーが存在している言語を「言語バインディングされている」と言う。

 

コミュニケーションファシリテーター

KQMLにおいて、エージェント間の通信を調整する特殊なクラスのエージェント。

 

コモンオントロジ

GPMEで提供されている、組立産業に共通なオントロジ。

 

コラボレーション

複数作業者間で、相互に干渉する問題について交渉しながら、協調して作業を進めること。造船業では、一つの船という製品を造るため、多くの作業者が多様な部門に分かれて作業を行うので、これらの作業者間で矛盾を回避しつつ適切な解に到達するようコラボレーションが行われる必要がある。

 

コンポーネントソフトウェア

ソフトウェアは通常モジュール、あるいはサブルーチンと言われる単位に分解できる。これらは通常互いに何らかの依存関係があることが多い。コンポーネントソフトウェア(あるいはコンポーネントウェア)は、これらの依存関係が全くない独立的なモジュールのことであり、完全に部品化されたソフトウェアと言える。

 

初期生産設計

造船業において、構造基本設計の段階で後の生産工程を考慮した設計を行うこと。例えば、工場設備制約を勘案してブロック分割を行うことなど。

 

スタブとスケルトン

IDL コンパイラーによって出力される情報は、サーバー側とクライアント側それぞれのモジュールに渡される。サーバー側に渡される情報をスケルトン、クライアント側に渡される情報をスタブと言う。

 

ソースコード

実際のプログラミング言語を用いて記述されたテキスト型式のプログラムのこと。

 

双方向変換ソフトウェア

本開発研究において、造船各社の既存CADとプロダクトモデル間でデータを交換するための機能を提供するプログラム。

 

デジタルモックアップ

新規の工業製品のデザインにおいて、外観・機能検証のために設計図をベースにした実物大、あるいは縮尺模型をモックアップと言う。コンピューターの3次元CADシステムなどで、そういう用途のためのデータを作ることをデジタルモックアップと言い、コンピューター上で各種のモデル実験が行われる。

 

テキストストリング

コンピューターにおけるデータ表現は大きく分けてバイナリーデータとテキストデータがある。前者は、コンピュータープログラムの中で規定したデータ型式なので、通常、直接人間が解読できない。それに反し、後者は人間(及びコンピューター)がその意味や内容を読み取れる。ワープロのような文章以外で、コンピューターにデータ表現をテキストデータ型式で行うときに用いる文字列を、テキストストリングと称する。

 

データ交換機能

本開発研究では、特に造船各社の既存CADとプロダクトモデル間でデータを交換する機能。

 

トランザクション処理

データベースの内容の更新にかかわる一まとまりのデータ処理をトランザクション処理と言う。

 

 

 

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