3.5 艤装フレームライブラリ共通機能の拡張
3.5.1 あるべき運用の設定
PMを用いた業務の理想像は、一般にフレームモデル設計書に記述されており、その思想は本開発研究においても変わることはない。
艤装FL共通機能の拡充においては、フレームモデル設計書を念頭におきながら、より具体的に、「まず優先して実現を狙いたい高度な使い方」に絞り、それを実現できるようなFLを検討し構築して行くこととした。この検討に当たっては、造船所実務者がPMに期待するものについてのヒアリング結果(図3.5-1)、現業不具合事例の分析(図3.5-2)、船主監督コメント事例の分析(図3.5-3)なども行い、それらを検討材料にして議論を進めた。