3. プロダクトモデルの共通化
プロダクトモデル(PM)の共通化については、共通機能の拡充、構造設計フレームライブラリ(FL)の柔軟性向上、船殻詳細構造表現能力の拡充及び艤装FL共通機能の拡充を実施して、ACIM FL Version1を作成した。
以下に、まずプロダクトモデル・オントロジ・フレームライブラリといった言葉の説明をした後、拡張方法、共通機能の拡充、船殻構造FL共通機能の拡張、そして艤装FL共通機能の拡充について述べる。
なお、工作FLは船殻構造FLや艤装FLと密接な関連を持っており、船殻構造FL及び艤装FLが実用レベルに拡張されていることを検証するためには、工作FLも同様のレベルに拡張しておかなければならず、また、検証用アプリケーションによるFLの検証を有効に行うためにも工作FLの拡張が必要で、それを広範にわたって拡張したので、これについて最後に触れる。
3.1 プロダクトモデルとオントロジ、フレームライブラリの関係
PMとオントロジ及びFLの関係を模式的に表したものを図3.1-1に示す。