(4) DCOMの最新動向
主として米国において、Windows対応の汎用コンポーネントウェアが流通しつつある。それらは、単機能のクラスライブラリにとどまらず、ビジネスアプリケーション構築に有用な高機能なものが開発されている。既にCORBAにはDCOMとの相互運用に関する規約が決められており、DCOMはCORBAと対立する環境ではなく、分散オブジェクト環境の名の下で、統合的に捉えるべきものでる。また、マイクロソフトは、Windows NTの後継OSとしてWindows 2000を出荷するが、ここでは従来のCOM、COM+、DCOMなどの、いわゆる密結合タイプの分散オブジェクト技術が集大成されると同時に、XMLとHTTPをベースとした、疎な分散システムのモデルが提供される予定である。
以上のように、分散オブジェクト技術CORBAは、ネットワーク上に分散された知識と情報を共有し、協業を支援するためのシステム機能要件を実現するための基盤情報技術で、DCOMとの相互連携も出来る。後述するが、CORBAに準拠することで、ソフトウェアコンポーネントの新規追加や、既存アプリケーションとの連携も容易であることが確認され、拡張性を持ったオープンな高度造船CIM構築の基盤となった。