日本財団 図書館


6-4 連邦国家ロシアの主体組織

 

ロシア連邦は、89の行政単位からなる。その区分は、州(オブラスチ:Oblast)49、地方(クライ:Krai)6、共和国21、自治州1、自治管区10、連邦都市2からなる。ロシア憲法では、中央国家権力と個別地域権力機関との国家権力の配分様式で、地域権力機関に固有の権限が存在し、中央権力によって一方的な変更ができないと規定され、地域の特殊性を生かし得る仕組みになっている。構成主体と呼ばれる州、地方、共和国などの単位は、国家機関であり、連邦―主体は国家権力機関を持つ。ロシア連邦は、州の単純な集合体である米国とは異なり、種類の異なる主体からなる非均質な連合体である。主体の下部には1868の地区があり、辺境にあるタライは内部に民族単位を持つ主体であるが、ハバロフスク・クライのようにユダヤ人自治州が分離してもなおクライと称する例もある。ロシア憲法第五条により、共和国、地方、州、自治州、自治管区、連邦都市をそれぞれ対等な主体と規定している。また1992年3月の連邦条約により、連邦と共和国、連邦と地方、州の権限が定められている。ただし、一部の共和国では、共和国独自の法の連邦法に対する優位を規定していて、連邦と主体との関係は複雑かつ一様ではない。

 

224-1.gif

(  ):大統領に対する権利

ロシア連邦政治体制

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION