山中湖畔の「ホテル清渓」は今回で4回目。不順な天候のなか「谷間の晴れ」に恵まれ大いに自然を満喫できました。参加者「よつばの会」、「かすたねっと」、「とぅもろうきっず」など地域で活動するグループを中心に40患児家族とボランティア83名など計235名。
「参加者手作りのキャンプ」を目指し、ボランティアのベテランチームが事前に準備を進めました。「お楽しみ会」と称した1日目の夜は、「まつりだドドドンーとぅもろうきっず」「うなぎ―静岡医療科学専門学校」「プラシャンティー―インド音楽」など参加患児家族・ボランティアの自主的な演し物に大いに湧きました。
2日目は、「熱気球体験」「ふれあいステンドグラス村」「ネーチャーゲーム」「コルク粘土細工」などに加え「ヨガのリラクゼーション」「瞑想教室」「アロママッサージ」で心身を解きほぐす家族が見受けられました。「お父さんのつくるお昼ごはん」では、野外炊飯場で鉄板と大鍋を相手に250人分のヤキソバと2種類の汁作りに汗を流すお父さんたちの奮闘ぶりと最後の片づけまでのチームワークぶりに目を見張りました。
夜は「キッズ団」の手作りおみこしとキャンプファイヤー。交流会は2晩とも大勢が集まりました。
閉会式は、子どもたちの名前を取り込んだ歌を全員で歌い、おかあさんたちにはペンダントのプレゼントが贈られ、印象深いフィナーレとなりました。
静岡県富士市「富士ハイツ」は4年ぶり3回目の開催で、つくしの会(軟骨無形成症)、さんざしの会(富士宮市)、にこにこグループ(東京都よつぎ療育園)など、39患児家族を含み190人が参加しました。重度の子どもさんも多くなるべく「のんびり」過ごせるようプログラムを組みました。
開会式のあと、キッズ団(健常なきょうだいしまいと「つくしの会」の子どもたち)は民族音楽グループ「KOH-TAO」の指導で「瓢箪のマラカス作り」。夜のコンサートでは、力リンバを中心としたコンサートでジョイント演奏を楽しみました。
2日目は、富士山5合目へのドライブ、サファリパーク見学、など自由行動が主でしたが、市営プールに「キッズ団」を連れていったボランティアさんたちは声もでないほど疲れて戻ってきました。
午後は、宿舎駐車場に野外ステージをこしらえ、地元「富士シビタンクラブ」の皆さんの数々のプログラムを大いに楽しみました。エレキサウンド、パントマイム、劇団不二芸のお芝居、フォークコンサートと様々なアトラクションのかたわらで、やきとり、たこ焼き、ポップコーン、ヨーヨー釣り、似顔絵コーナーなどに人だかり、入れ替わり立ち代わりで「お祭り気分」を味わうことができました。
曇り空で富士山をみることはできませんでしたが、お風呂や食事を満喫しゆったりと過ごした2泊3日でした。