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八ヶ岳連峰のふもと山梨県小淵沢町「いこいの村八ヶ岳」は今回はじめての利用。周囲の自然に恵まれ、広い敷地内で様々なイベントも行うことができのびのび楽しく過ごせました。参加者は、FOUR LEAF CLOVER(染色体起因障害児を持つ親のサークル)、カモミール(5pマイナス)、静岡県富士宮市、東京都北養護学校、四国の5つのグループで患児43名、40家族。ボランティアを含め合計204名でした。

一晩目の「仮装パーティー&誕生会」では簡単な告知だったにもかかわらず、念入りで手のこんだインパクトの強い仮装がたくさん見られ、手作りケーキを作りながら参加した子どもたち全員70人の名前を呼びあげ参加者全員で誕生日をお祝いし、大いに盛り上がりました。

2日目は「木曽馬の乗馬会」「手作り絵葉書」「ネーチャーゲーム」などを自由な参加で楽しみ、昼食は100斤の食パンで手作りサンドイッチ、「キッズ団」(健常なきょうだいしまいのグループ)の朝もぎトウモロコシを大釜で炊いて戸外で味わいました。夜は「音楽劇団てんてこ」のてづくり楽器の音楽会を楽しみました。

翌早朝は「熱気球」で空中から南アルプスと八ヶ岳連峰の雄大な景色を堪能し、グループ毎に記念写真をとりあい閉会式を終えました。

 

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今年で8回目を迎える日本レット症候群協会のサマーキャンプは石川県羽咋市国立能登青年の家において開催され、会員50家族200人、ボランティア98人が参加しました。

回を重ねるにつれてボランティアの質量ともに向上し、リピーターも増えています。歴代の実行委員やボランティアがノウハウを積み重ねて、年々支援体制が充実してきています。社会人のボランティアも目立ち、企業の社会貢献部の人や学校の先生、主婦といった方々です。レット症候群は女の子だけの病気なので、介護にあたるのは福祉や看護の勉強をしている女子学生が中心です。お年頃の「レット姫」も同世代の介護ボランティアに面倒を見てもらってゴキゲンです。男子は運営担当。無風状態の階段に陣取って、車椅子が来るまでじっと待っています。小さな兄弟達は少年クラブ、少女クラブでお兄さんお姉さん達と楽しい夏休みを過ごします。先着組は列車で到着したボランティアさんを駅まで迎えに行きます。このキャンプは全員参加を目指します。お客さんは1人もいないのです。

 

ボランティアさん大歓迎!

 

今年は例年になく、さまざまなボランティアさんが集まってくれました。どうもありがとうございました。「難病や障害をもつ子どもと家族」に関心を寄せてくれる方々がどんどん増えていくことを願います。

県立大船高校・国際医療福祉大学・信州大学医療技術短大・東海大学医療技術短大・東海大学・多摩美術大学・日本赤十字武蔵野短大・東京大学・立教大学・埼玉県立大学短大・東京衛生学園専門学校・私立駒込高校・東京三菱銀行・静岡こども病院・MKCスタット・タイムシェア・立正大学・東京医科大学・大正大学・三重大学・杏林大学・静岡医療科学専門学校・資生堂・高島屋・北多摩看護学校・東京家政大高校・日本体育大学・日本財団・和泉短大・鎌倉市役所・等(順不同)

 

 

 

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