AMETIAP宣言草案
1999年12月に東京で開催されたAMETIAP会議(日本海技協会主催、東京商船大学及び航海訓練所共催)に出席したAMETIAPメンバー機関の代表である我々は、海事教育・訓練機関の発展や質に関する全ての事項でメンバーに共通する利益を、協力の精神で促進し、発展させそして支援するためにAMETIAPを組織し、明確な目標を定めることとした。
・メンバーの意見交換のための討論会を行なう
・海事に関する研究や開発を含む海事教育・訓練、また相互のあるいは共通の利益に関する事項について、メンバー間の親密な協力関係を促進させ、発展させそしてこれを持続する
・メンバーの要請に基づき、メンバーの政策や能力に密接に関係することでも支援し
・海事教育、訓練、研究や開発に関連してAMETIAPに利益をもたらす共通の立場を明確にし
・資源を効率的、経済的に使用することにより、メンバーによるサービス向上の支援や改善を行い
・集まったメンバーを代表して地域や国際機関と付き合い
・全てのメンバーに共通の利益となるデータや資料を獲得し、揃え、加工し普及する
2000年から2005年にかけてAMETIAPは目標を達成させるべく、IMO、ILO、ISF、ASF、ITFやその他の国際、地域、国内機関と協力して海事教育・訓練の質向上のために
・相互に有益な協力活動のための合意を結び
・海事教育・訓練の質の規定に関心がある当事者間の連絡を行ない
・コミュニケーションネットワークや情報源として、またメンバーやメンバー以外にアドバイスするチャンネルとして活動し
・メンバー機関の適切な代表として
・海運の安全と効率の、また海洋環境保護の根本である海事教育・訓練を効果的に促進し
・メンバー機関、特に途上国にある機関の可能性と必要性についての理解を発展させ
・次のような、相互に有益な行動を計画し実行する
- メンバー機関の要望の解析、データベースの開発、結果の公表、こうした要望に合った行動の計画と遂行
- ワークショップ、セミナー、会議やその他のミーティングの計画
- 特別研究員、スタッフそして学生の交換協定やその支援
- 教科課程や履修単位移転の相互承認の促進
- 教科課程の計画と評価、そして教科用具の開発
- 人材や資金そして技術的資源を確認して確保し
- 海事産業やその他からの要求に合った海事教育・訓練についての研究を開始し、開発し、発表し、その最新の教育方法や技術を使うことを勧め