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2. アジア太平洋地区海事教育・訓練機関連合会議等について

 

2.1 アジア太平洋地区における海事教育・訓練機関協議会

 

(1)協議会設立の経緯

 

1978年に世界の船員の海技の向上を目指し、IMOにおいて採択されたSTCW条約'78の1984年発効に伴い、アジア太平洋地区における海事教育・訓練について、条約を満たす最も効率的な教育・訓練方法を模索するために、同地区の海事教育・訓練機関の責任者が協議し、情報を交換する場として「アジア・太平洋地区における海事教育・訓練機関協議会(Forum for Maritime Education and Training Institutions in Asia Pacific Region : 略称FMETAP)」が、はじめて1989年にオーストラリア商船大学において開催された。

会議の開催状況は下記の通り。

 

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2.2 アジア太平洋地区海事教育・訓練機関連合会議

 

(1)設立の経緯

 

1995年にアジア太平洋地区における海事教育・訓練に関係する16機関がニュージーランドに集まって開催された第5回会議において、IMOが公式に認知する協会組織(Association)に格上げすることが決議された。そこでAMETIAP憲章を定め、毎年1回会合と総会を開催し、その運営についてはエグゼクテイブ委員会(3年毎に改選)が行うこととし、初代のエグゼクテイブ委員には次の5機関が選ばれた。

 

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そうして、第1回会合と総会を1996年に香港で行うこととした。

第1回会合は香港ポリテクニック大学商船学部において、IMOの訓練機関サポート部の部長であるDr. Azisの参加を得て「アジア太平洋地区海事教育・訓練機関連合会議(Association of Maritime Education and Training Institution in Asia Pacific : 略称AMETIAP)」を開催した。

 

 

 

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