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2]気温差によるガスの収縮、膨張

ハッチ、扉等密閉箇所の一部を開放した場合、

◎区画内部の気温が上昇しガスが膨張している時。

区画内部のガスは開口部に向けて流出する。

◎区画内部のいずれかの部分にガスの発生部がある時。

ガスはその気流によって開口部に向けて流れる。

※以上より不用意に開口部に身を乗り出すのは危険である。

◎区画内部の空気が下降しガスが収縮している時。

開口部より外気を吸入することとなり、開口部付近に危険ガスが滞留していても、この気流に乗って区画部内に流入する。

※従って、開口部付近が安全であっても不用意に区画内に立ち入らない。

 

図:気温の変化による区画内空気の膨張、収縮

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