4.8 自由意見
アンケートに寄せられた自由意見を集計し、比較的回答数が多かった意見を抽出し各船種別(外航、内航(含むフェリー)、漁船)にサンプル数とともに表4.13に記す。また、自由意見の全サンプル(310サンプル)を表4.14に記す。
表4.13に示すように自主分離通航方式の法制化と周知徹底を望む意見が比較的多くみられた。また、陸岸から離れた沖寄りを通航する大型船と陸岸至近を通航する小型船を分離する意味での沿岸通航帯の必要性および要望意見がみられた。外航船舶からは設定位置の沖出しを要望する意見や近年の船舶の大型化と多様化、高速化など交通環境の変化に伴う自主分離通航方式の改定を望む意見も見られた。
内航船舶からは経済効率の観点から利用の困難性を指摘する意見がある一方で、海図への記載要望や内航船舶の輻稜する海域に設定を望む意見、分離通航方式によって利用する大型船の動向が把握しやすいなどの意見もみられた。