それは船舶が矛盾を(つまり、レーダー映像の表示からAISの追跡が外されるという)解決する助けとなる。従って、SGには、AIS伝送でそのように異なる情報源を識別する方法を調査することが要求される。
2. 航過計画(標準メッセージ)
2.1 「停泊位置から停泊位置」に関する情報としてIMOが定義した、「通過計画」は適切な用語ではなかったかもしれない。VTS委員会の認識では、それはVTS領域を通過する船舶の経路情報であった。3つの中継地点では、運用目的上不十分だと考えられる。例えば、ロンドン港のVTS領域など、多くの中継地点が必要となる状況も存在する。
2.2 中継地点ではなく、「西の水路」や「経路1b」などといった、文字どおりの経路情報を明記する必要もある。
3.2.2 VTSから船舶
1.3 (標準メッセージ)VTS領域では、DGNSS補正は、データが完全性の表示を伴わなければならないAISリンクで伝達している。障害がある場合、別な方法として、VTSはDGNSS補正の完全性警告メッセージをAIS VHFリンクやVTS運用VHFチャネルを経由して伝達すべきである。
1.5 (VTS支援情報)臨時としてのローカルENC補正を伝達する必要性があるが、それはまだ国家の水路局で発布されていないか、あるいは発布されない可能性もある。この補正は、ENCデータベースに対する永続的な補正ではなく、船舶がVTS領域を離れたときに「除去」する分離したものとして考えられる。
1.6 (VTS支援情報)伝送する交通画像データは、追加のシンボルを必要とするものとはみなされない。伝送するデータは選択されたAISの追跡で、船舶のレーダー追跡データはAISに適さない。これはシステムの容量を必要としないだろう。
1.7 (VTS支援情報)VTS状況レポートとは、レーダー、VHFなどの主要なVTSシステム構成要素の状況のことを示している。これはシステムの容量を必要としないだろう。
1.8 (港湾管理情報)AIS源から収集した情報の今後の応用について検討する場合、港湾当局・船舶工ージェント、船荷業者、関税、入国管理、及び海上管理など、港湾界のその他の分野で役立てることが考えられる。情報のロジスティクな海上利用には、艦隊管理、船荷の流れ管理、港湾の資源管理(設備、水先案内、引船など)が含まれる。