第1節―前置き
このモジュールの教官はVTS分野の人間関係の経験者でなければならない。これが達せられない場合は、このモジュールの或る部分は適切な専門家によってカバーされるべきである。
加えて、他のモジュールの教官たちも研修生の個人的特性に絶えず気を配り、適当な折りにこのモジュールの学習目的を達成する必要を彼らに留意させなければならない。
第2節―科目の枠組み
範囲
この教授細目はVTS監督者が彼らの管理関係並びに監督職務をVTS区域で遭遇すると思われるあらゆる状況下で適切に実行するために必要な個人的特性を包含する。
目的
この教科課程を完了した研修生はVTS監督者としての職務を巧みに、懇切に、関連主務官庁によって定められた容認された原則と手順に適合するように実行する知識と能力を身につけたことを実証するであろう。
その上、研修生は責任感、独立心及び他者と協力し、VTSのチームをリードする自発性を示すようになる。研修の一部分となっているシミュレーターの使用により研修生は彼らの業務上経験すると思われるあらゆる種類の緊急事態の際に外部との通信に対処するための統率技術を伸ばすことができるであろう。
更に、研修生は緊張を強いる状況が展開している時を認識しそのような状況がVTSセンターに与える影響を最小限度にとどめるのに必要な管理技術についての知識も身につけるであろう。