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参考資料 4

既存VTSシステムにおける船舶映像の表示について

 

既存VTSシステムにおける船舶映像の表示には生映像(PPI)と船舶映像(GD)の表示がある。これら映像の表示位置などはつぎのとおりである。

 

表1 生映像(PPI)と船舶映像(GD)の表示位置などの比較表

082-1.gif

 

(備考)スレッショルド制御と船舶映像(GD)の大きさとの関連について

船舶映像(GD)は、大型船(150m以上)、中型船(50m以上150m未満)、小型船(50m未満)に対応する半径(大中小の3種)の○印で表示される。

GDはスレッショルド制御により常に映像で小さいものから除去されるが最大300隻まで表示可能である。一般に、監視対象船舶には識別符号(ID)が付与されて表示され該船舶の登録船体長によってその○印の大きさは固定される。すなわち、既存VTSではスレッショルド制御によって船舶映像(GD)の大きさが変化しないように対策している。ID付与が無いおよびID付与であってもその登録船舶長が無い場合の船舶映像(GD)の大きさはスレッショルド制御による該物標のレーダーエコーの面積から得られる大きさ(長さ)に対応する半径(大中小の3種)の○印で表示される。

別紙の参考図は船舶映像(PPIおよびGD)の中心位置関係を示す図である。また、点物標であればその船舶映像(PPI)の中心位置は例えばスレッショルド制御によってその映像の面積(大きさ)が変動したとしてもその位置は移動せず不動である。

 

 

 

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