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(3) データ解析結果の比較検討用にまとめる案

1]背中合わせのレーダアンテナから交互に得られる船舶の映像に差が無い場合をシミュレートするために、単独のレーダー映像量子化装置で収集した映像を3秒毎に追尾解析した結果をまとめる。

<前項1]のレーダー映像による追尾解析、通常運用での追尾となった場合を考慮>

2]背中合わせのレーダーアンテナから交互に得られる船舶の映像に差が有る場合をシミュレートするために、2台のレーダー映像量子化装置で各々異なるスレッショルド値を設定して収集した各々の映像を3秒毎に交互に並べて追尾解析した結果をまとめる。

<前項2]のレーダー映像による追尾解析、処理限界での追尾となった場合を考慮>

3]前項の処理で片系のレーダー映像を使用しないで追尾解析した結果をまとめる。

<障害対策用に解析、片系からのレーダー映像が得られない場合のコマ落しを考慮>

4]従来処理と同様に6秒毎に追尾解析した結果をまとめる。

<従来の追尾性能を基準とする、新方式レーダーによる追尾性能の比較解析用>

 

(4) 比較検討した結果のまとめ案

6秒毎のデータを3秒毎のデータとみなして比較検討した結果をつぎのようにまとめる。

 

追尾結果の比較表(例)

031-1.gif

 

(参考)新方式の追尾結果[予想]…について

背中合わせで両面のアンテナからの映像を交互に順に処理してつぎのとおり予想可能、

1]両アンテナからの映像にほとんど差が無い場合

[高速船も安定して追尾できる。]

2]両アンテナからの映像に差が有る場合

[高速船も追尾できる。]

3]片系のアンテナからの映像が得られ無い場合

[従来方式の追尾結果に同じ。]

各評価では従来方式の追尾結果を基準とし性能劣化など無い場合には100%とする。

 

 

 

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