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添付資料3-2

 

SEABAT8101ナローマルチビーム測深機

精度検証資料

 

1. 試験要領

1.1 目的本試験はナローマルチビームソナーを用いた深浅測量システムの精度検証を目的として実施する。測量の結果、最終的に算出されるXYZデータの精度は各センサの組み合わせの相互作用により決定されるため、システム全体での誤差、および精度劣化を考慮に入れて実施する。

検証項目を以下に示す。

(1)測量データの再現性

同一測線上を重複測量し、測深結果の再現性により精度を検証する。また、本システムに搭載するソナー(SEABAT8101型)はスワッス幅150゚(水深の約7倍)と広範囲の測深が可能であるが、スワッス端部は船体の動揺等による影響で精度が下がると予想される。そのため、スワッス幅の有効範囲も併せて検証する。

 

1.2 試験計画

1.2.1 測量計画

(1)測線

100mの測線1ラインを設定する。

(2)測量回数

ナローマルチビーム深浅測量システムにより各20往復の測量を行う。

(3)潮位補正

測量エリアより約10km地点に設置されている検潮所の潮位データを採用する。

(4)音速度補正

海底地盤より1m間隔で音速度を採取し、測深値に反映させる。

 

 

 

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