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4.3.7 水中画像視認装置

調査ユニットの音響測深機は、概略の3次元形状のリアルタイム表示は可能であるが、岸壁水中部および海底面の障害物等を、目視画像として確認することができない。そこで、軽量かつハンドリングに優れた小型のLCROV(Low Cost ROV)を用いて水中部のリアルタイムの画像を入手する事を推奨する。

この場合、LCROVでは位置および方位の精度が高くないため、調査ユニットのデータを補完する装置として位置づけるものとする。また、調査ユニットの機動性を考慮して質量約45kgの2kW級小型発電機で運転できる機種の中でも、ある程度のスラスタ出力を備えたものが望ましい。

表4.3.7.1に、その標準的な仕様を示す。

 

表4.3.7.1:LCROV(水深150m対応機種)標準仕様

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