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調査ユニットのシステムのフロー図を図4.3.5.1に示す。

また、デジタルカメラのタイミングチャートを図4.3.5.2に示す。

 

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[図4.3.5.2:タイミングチャート]

 

GPSアンテナが受信した1PPS信号は、時間遅れ±100nsで、約1μs幅のパルスとしてデジタルカメラに入力され、トリガー入力されたカメラは17μs±100ns後に画像を出力するため、時問遅れがほとんどない画像の取込が可能となる。

この場合、カメラの最少トリガー時間は、100ns以上必要であるため、1PPS信号に対するカメラの反応については問題がない。また、2台のカメラを用いた際のトリガー入力に対する画像取込の同時性についても、2台のカメラが±100nsで同期して画像を出力するため、問題とはならない。

また、カメラ位置の算出に使用する動揺補正装置のデータは、マルチビーム超音波測深機側で独自のタイムタグによって管理されるため、UTCを基に画像の取得時間と時間同期を取ることが必要である。

 

4.3.6 画像計測およびデータインテグレーションソフトウェア

船上から取得した気中部の画像データを基にして写真測量を行うソフトウェアと、気中部と水中部の計測データをつなぎ合わせて3次元計測データを生成するデータインテグレーションソフトウェアは、市販の写真評定ソフトウェアを基に作成した。DISは、撮影した画像データの解析作業を行う際に一度パラメーターを決定すれば、それを他のモデルに当てはめることが可能なため、連続したデータ処理が可能である。

 

 

 

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