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第6章 係留

 

6.1 係留装置

浮体構造物は、設置場所の環境条件に対して完全に係留され、また、利用条件に対して一定の位置を保持しなければならない。

係留施設の方式は、浮体規模、水深、海底土質など条件により様々な形態がある。

係留施設の方式は、一般にやや深い水深においてチェーン方式、ワイヤ方式が、浅い水深において中間ブイ方式、中間シンカー方式、ドルフィン・フェンダー方式、桟橋、等が用いられている。また、大水深においては、ワイヤ・チェーンの複合形式が用いられた例もある。

チェーン方式、ワイヤ方式では、アンカー又はシンカーが用いられる。ドルフィン・フェンダー方式、桟橋、係船柱では、杭ゴム防舷材、係船索などが用いられる。次頁に代表的な係留の特徴比較を表6.1に示す。

 

 

 

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