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4.4 TMD付加型

4.4.1 TMD搭載可能重量

浮体に搭載可能なTMDの重量は静的安定性により制限される。よって、水線幅が減少すると、吃水を一定とした場合、排水量減少のために搭載可能なTMDの重量は減少する。図4.7を参考に、TMD重量を決定する。なお、図4.7の縦軸は、TMD装置全体の重量であり、この90%がTMDの錘、残りの10%は天秤のアーム等の重量として利用できる。

 

025-1.gif

図4.7 水線幅減少率とTMD搭載可能重量

 

4.4.2 TMD固有振動数、ばね定数

図4.8を参考に、TMDと浮体の固有振動数比(fd/fs)を定める。浮体の固有振動数(fs)は図3.4から読み取りfdを求める。TMD固有振動数(fd)から、TMDのばね定数(kd)を式(4.2)により求める。

 

025-2.gif

 

fd:TMDの固有振動数

kd:TMDのばね定数

md:TMDの錘重量

 

 

 

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