東京家政学院短期大学ツクイ アキオ教授らの実験によると、さつま芋を煮たり蒸したりすることで、デンプンの一部が変化し、生よりそれぞれ35%、40%も食物繊維が増えるそうです。また、切ると皮の近くから出てくる白い液体に含まれるヤラピンには緩下作用があるので、相乗効果で便通を良くするそうです。
一方さつま芋は、ガンや老化、動脈硬化などの一因となる活性酸素を消去する作用もあります。農林水産省九州農業試験所で行われた実験では、多くの品種でこの作用が認められ、特に紫芋で強かったということです。さらに、さつま芋には、ソバカスやシミの原因とされるメラニンの生産を押さえたり、ガン細胞の増殖を抑制したりする働きがあるという実験結果も出ています。