ここ数年の香りの流れとして、男女が共有出来るものが定着していましたが、今年はどのブランドも「新しい女性像」を表現しているものが多くなっています。「ラッシュ」は、オリエンタルフローラルなスパイスの効いた強烈な香り。ラルフローレンの「ロマンス」は、女性らしい色や素材感を表現するものです。
男の香水は、スキンケアに高い関心を持つ若者を中心に数年前からブレイクしていますが、これまでは爽やかな香りが中心でした。この秋はジパンシーの「π(パイ)」や「ロシャルマン」の様に、甘さのある香りが出てきました。ジルサンダーの「サンダーフォーメン」も主張出来る男性の為の香水との事で、男性の香りも「個性を求める時代」に入って来た様です。