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また、人を助けて自分は亡くなられた方もおられますが、助けたご本人もちゃんと助かったのもある。二次災害が無かったのですから、これもなかなか良いことで、こういう人をもっと誉めようという意見も出ました。

また、rewardとaward、つまり、非常に良いことをしたから誉めましょうというのと、今後こういう人が増えてほしい、将来のために表彰するのだという二つの考えについても意見が出されました。それも皆さん程良く心得ておられ、こういう結果になったということです。

地方公共団体や公益法人からの推薦に加えて、今年から地方新聞社やインターネット等を通じた個人からの推薦も始まりましたが、結果からみますと予想外にインターネットを通じた推薦が少なかったと聞きました。来年は、是非インターネットによる推薦の増加を期待しております。

また、何が善いことなのかということには流行があり、今は環境・福祉が大はやりですと申しましたが、すこし前までは、そんなのは人気がなかった。それが次第に順位が上がって来たのですから、現在の流行のテーマに捉らわれず、もっと新顔の功績を見つけてご推薦頂くことを併せて強く期待しております。

この頃新聞を見ていますと、世の中嘆かわしいことばかり多いように思えますが、450件も事例が集まったということは、立派な人が日本にはこんなにおられるのだと意を強くしました。この表彰によって来年はその数がますます増えることを願っております。

 

 

 

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