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ポーランド

 

(1) 一般事情

 

ポーランド共和国は、東欧の北部に位置し、北はバルト海に面し、北東はリトアニア、東はベラルーシ、東南はウクライナ、西はドイツ、南はチェコ、スロバキアと国境を接している。

国土面積は322,577km2(日本の0.85倍)、人口は3,867.6万人(98年8月末)で、首都をワルシャワ(人口162.6万人)におく。

国土は南から北へ、山地・丘陵と台地・低地に分けられる。

南部山地は国境に沿いベスキディ山脈、スデーティ山地が連なっている。

中央部は海抜100mから130m程度の平原であり、北部はバルト海岸地帯で、湖沼や砂丘の多い地方である。

南部の山岳から北ヘオドラ川とビスワ川が流れ、バルト海に注いでいる。

気侯は、海洋性と大陸性の漸移地帯の特徴を示し、気温は1月で零下1〜4℃、7月で16〜20℃であり、年間降水量は500〜600mmである。

人口の約98%がポーランド人から成る単一民族国家である。

言語は、ポーランド語が唯一の公用語である。

宗教は、国民の90%がカトリック教徒である。

ポーランドは、1989年に約40年続いた社会主義政権が崩壊し、以後4年間「連帯」系内閣が続いた。

その後、旧共産党の内閣となったが、現在は再び連帯系の連立内閣となっている。

外交は、欧州への統合、近隣諸国との友好関係の維持を基本方針としており、特にドイツ及びロシアとの関係を重要視している。日本との関係も伝統的に良好である。

ポーランドの経済は、1990年より市場経済化のための改革の開始により、89年から3年連続のマイナス成長であった国内総生産(GDP)も、92年からはプラスに転じ96年は6.1%、97年も6.9%を達成するなど経済は好調を持続している。

97年の経済は、鉱工業生産、建設が好調であり、実質賃金上昇による個人消費の拡大等により6年連続の成長を記録している。

しかし、高水準ながら次第に減速傾向を見せ始め、さらに98年に入りCIS向け工業製品・農産物の輸出需要の落ち込み、ズウォティ高による輸出競争力の低下、秋には鉱工業生産縮少、貿易赤字拡大等、景気後退の兆しを見せ始めてきた。

他方、社会保障制度改革、失業問題、大企業の民営化等の課題を抱えている。

なお、政府は98年5月、インフラ、重工業、鉱業、金融等の大規模民営化方針「計画2001」を発表している。

ポーランドの通貨は、ズウォティ(ZL)を使用しており、1999年4月30日現在では1ドル=3.95ZLである。

 

 

 

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