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スウェーデンは、世界の鉄鉱石生産の約2.1%を占めている。

スウェーデンの鉄鉱石埋蔵量の90%は北部地方のラップランドにより、鉄分60〜70%を含有する良質な磁鉄鉱床が広がっており、港から比較的近距離にあるため、開発も進み、欧州第2位の生産量をもち、その約90%はEC諸国に輸出されている。

生産量の70%以上を占めるキルナ鉄鉱山は、ボスニア湾のルレオ港が積出港であるが、ボスニア湾が凍結する冬期には、ノルウェーの不凍港ナルビクから積み出されている。

また、鉄鉱石を利用して国内での鉄鋼業も発達しており、世界最高級の品質の特殊鋼の生産をはじめ、各種関連機械工業、造船業なども非常に発達している。

製造業(鉱工業を含む)は、1996年のGDPの24.6%を寄与し、労働人口の20.4%がこの部門に従事している。

製造業で最も重要な分野は、生産価格からみると輸送機器(全体の13.7%、主として自動車)、食料品(10.8%)、非電機機械(10.3%)、紙・紙製品(10.2%)、金属製品(6.4%)、木材製品、化学製品などである。

製造業のGDPは、1980〜90年の期間に、年率2.6%の割合で増加したが、91年には5.6%、92年には0.8%の減少となっている。(これは、92年平価切下げによるものである。)

国際通貨基金(IMF)の推定によれば、製造部門(鉱工業を含む)の生産高は94年に14%、95年、96年はそれぞれ9.8%、2.1%の増加を記録している。

エネルギー源については、スウェーデンは主として原子力発電(1996年には全電力供給量の47%を占めている)と水力発電(34%)に依存している。

炭化水素燃料の輸入は、1996年には輸入総額の7%を占めている。

近年、環境関連法令による規制が厳しく、原子力発電など代替エネルギー源の開発が積極的に推進されている。

 

 

 

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