(出所) 国連工業製品統計
貿易関係では、オランダは北海と内陸を結ぶ交通の要衝を占め、貿易立国として繁栄してきたことから、貿易依存度は極めて高い。
93年以来、180〜200億ドルの黒字貿易が続いている。近年では、EU域内への輸出依存度が年々高まっており、96年、97年とも約80%に達している。EU域外向けでは、輸入がやや伸びているものの輸出は停滞している。
一方、ロシア・東欧向けは貿易比率は小さいものの輸出入とも毎年順調に伸びてきている。また、アジア向けでは日本を除いて、輸出入とも減少する国が目立ってきている。
輸出入市場の構成(97年)を国別でみると、ドイツが最大の貿易相手国であり、輸出の27.4%、輸入の20.7%を占め2位のベルギー・ルクセンブルクを大きく引き離している。
対日貿易では、日本は輸入で第6位を占めているに過ぎない。