主要作物は砂糖きび、グレープ、小麦、メイズ、トマトなどである。
また、イタリアはワインの生産・輸出の主要国でもある。
全漁獲量は、1996年は559,800トンであった。
1985〜93年の農業生産高は、年率0.2%の割合で増加しているが、94年は0.03%の減少となっている。
工業部門(鉱・製造・建設・電力業を含む)は、1996年GDPの31.5%を寄与しており、労働人口の約32%がこの部門に従事している。
1980〜90年における工業部門のGDPは、年率1.7%の割合で増加している。また、95年には5.3%、96年には3.1%の増加を記録している。
イタリアは、金属鉱物およびエネルギー資源に恵まれていない。採鉱品は石油、岩塩、長石、花崗岩、亜炭などであり、埋蔵鉱物としては鉛、亜鉛などがある。
なお、1996年にはサルジニア島で金鉱が発見されている。
製造業の最重要分野は、機械、輸送機器、織物、衣類、食品加工などである。
1980〜90年の製造業生産高は、年率1.1%の割合で増加している。
必要エネルギーの80%以上が輸入に依存しており、1994年の鉱物燃料の輸入は、全輸入額の8.2%に達している。