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これらの課題を克服するために、舶用機器のモジュール化や標準化を促進し、生産性の向上及び製品のコスト競争力の強化を図る。

(2)高度情報化の推進

今後、電子取引が全産業界に拡大するにつれ、舶用工業においても情報化、ネットワーク化による業務取引形態の合理化の可能性が高まっている。また、舶用工業における情報化の推進は開発・設計・製造部門の効率化、意志決定の迅速化等により生産効率を向上させ、舶用工業全体の活性化につながるものとして期待されてる。このため、昨年度より造船業界とも連携して、設計・技術情報に関する業界の全般的な情報化を目指すプロジェクト(造舶WEB)をスタートさせた。

(3)研究開発の活性化

企業活動のオリジナリティーを確保し、収益性を高めていくためには研究開発が重要であり今後、造船事業者、異種メーカー、大学等との共同研究開発を促すことにより研究資源の効率的な活用、特に中堅・中小の舶用機器メーカーの研究開発の活性化を図る。

 

 

 

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