日本財団 図書館


この18ヶ月の仕事は一旦終了し、衛星は17日回帰軌道へ置かれた。そして、3年以上の間、NOAAの科学共同体へ高度データを提供した。GEOSATは高精度の長期間の高度データを提供したミッションであった。

ERS-1衛星は1991年7月に打ち上げられ、1996年6月に電源が切られた。多くの任務を持ったこの衛星の主な仕事は、地球、特に大気と海洋を観測することであった。衛星は高度計を含む5つの測器で構成されている。

TOPEX/Poseidon衛星は「海洋大循環を理解すること」を目的として、1992年8月に打ち上げられた。これはNASAとCNESとの共同プロジェクトであり、2個のレーダ高度計と精密な軌道決定システムを搭載している。これはJasonとENVISATに継続され、GOOS(Global Ocean Observing System)やGODAE/MERCATOR(Global Ocean Data Assimilation Experiment)のような新しい国際的な計画に統合される予定である。

ERS-2衛星はERS-1衛星にさらに改良を加え、光学イメージング、成層圏と対流圏のオゾン密度の測定、および精密な衛星の軌道位置と地上基準位置を供給している。これは大気と海洋の特性を観測するために、高度計を含む6つの測器を搭載して、1995年4月に打ち上げられた。

Jason-1衛星はTOPEX/Poseidonに続くものであり、海洋大循環をより良く観測、理解する目的で、2000年5月に打ち上げられる予定である。これはNASAとCNESとの共同プロジェクトであり、2重周波数レーダ高度計(POSEIDON)を搭載しDORIS位置システムを使用する。

ENVISAT-1衛星はERS-1とERS-2の後継機であり、2000年11月に打ち上げられる予定である。環境調査、特に気候変動の調査に焦点をあてて、地球の大気と地球表面を観測することになる。ENVISATはESAによって作製され、相補的な10個の測器を搭載し、海洋のジオイドから高い分解能のガス放射までの物理パラメータを観測する。

 

5.5 衛星合成開口レーダの任務と現状

 

SARイメージモード

ERS/AMIのSARイメージモードは、レンジ方向(軌道を横切る方向)で26m、アジマス方向(軌道に沿う方向)で6〜30mの高い空間分解能で二次元映像を提供する。映像データは1軌道あたり最大約10分で取得される。データは衛星内に格納されず、地上受信局の受信ゾーンの中で取得される。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION