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SeaWindsは、あらゆる天候下で海洋の表面近傍の風速風向と雲の状態を測定するための専用のマイクロ波レーダである。Seawindsは、円形のパターンを照射する2本のスポットビームをもった回転する皿型のアンテナを使用している(図5.8)。アンテナは地球表面の広い領域を横切って、13.4GHzの周波数でマイクロ波パルスを放射する。この計器は1800kmの観測幅で、海洋、陸域および氷域のデータを連続して収集する。これは1日でおよそ40万個の測定値であり、地球表面の90%をカバーする。

 

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図5.8 QuikSCAT衛星の概観

 

対象とする科学

・あらゆる天候下で、地球規模の海洋表面付近の風を高分解能で測定し取得する。

・大気の作用、海洋の応答、および多様な時空間での大気海洋相互作用を測定する。

・気候変化と気象システムの力学機構をより良く理解するために、他分野の科学計器による測定値と風データを組み合わせる。

・熱帯雨林の植生の年変動および準年変動の研究を行う。

・毎日/季節における海氷縁の移動と南北両極の氷変化の研究を行う。

 

業務上の目的

・数値気象モデルおよび波浪予測モデルに風データを使い、沿岸における天気予報を改良する。

・暴風雨警報および暴風雨監視の改良を行う。

 

 

 

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