WNS
ERSに搭載された風散乱計(WNS; Wind Scatterometer)の目的は、海上風速と風向に関する情報を数値予測モデルへ取り込むこと、グローバルな統計および気候データセットを得ることである。
WNSの3つのアンテナは衛星の飛行方向に関して、前方と横方向と後方に45度の方向にADARビームを発生させる(図5.6)。衛星がその軌道に沿って動きながら、これらのビームは絶え間なく、500kmの観測幅を照射する。したがって、それぞれの格子点における3つの後方散乱測定値が、異なった照射角度とタイムラグによって切り離されて得られる。これらの‘3組のデータ’は表面風速と風向を計算する数学モデルへの入力になる。