5-3 セメント専用船の荷役の安全確認一般事項
(1) 船長または一等航海士は、荷役作業の進行に合わせ、別表等により荷役の安全を確認すること。
(2) 荷役前に事業所の受入れ能力を確認しておくこと。
(3) 荷役ホースは、外面の傷の有無とともに内面の損傷状況についても確認すること。
(4) ダストコレクターのバグフィルターに目詰まりはないか、また、破れはないか、確認すること。
(5) 荷役開始後、各ホールドのダンパーを確認し、所定のタンクに貨物が流入しているか、確認すること。
積み込みタンクを切り替えたときは、タンク内の貨物の増減を確認すること。
(6) コンプレッサーの運転記録を取り、過去の実績と対比して、異常の早期発見に勤めること。
(7) 適宜、バイパスバルブでコンプレッサーのエアードレンを排除し、ストレーナー・バルブに閉塞がないか、確認すること。
(8) エアースライドの空気供給管のドレン切りを適宜、行うこと。
(9) セラタンク(リフトタンク)装置のエアードレンを排除すること。
(10) トラフイックコンベンアー空転時の電流値に異常がないか、確認すること。
(11) バケットエレベーターの無負荷電流値に異常がないか、確認すること。
(12) 機械揚げ時、各機器の電流値が過負荷となっていないか、確認すること。
(13) セメント圧送管の特に早い部分や、曲りの部分に注意すること。
以上