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・CG立体映像‘シードラグーン’

VSLでは、1997年12月に偏光メガネをかけて飛び出す映像を楽しむ、海を舞台にしたCG立体映像を制作した(写真5)。この映像は、海の環境を破壊するデビアスと主人公のシードラグーンが戦って、かけがえのない海の環境を取り戻すファンタジックアドベンチャーである。本作品は、水族館や電力館を始め、イベントやアミューズメントパークで国内30カ所以上で利用され、既に5000万円を超える売上を達成している。販売の方法としては、そのロケーションで半永久的に上映を許諾する‘販売’一定期間のみ上映を許諾する‘レンタル’、そして、イベントやテーマパークで入場収入(300〜500円/人)から、一定の比率でレンタル費を徴収する‘興業’の3つがある。

・フルCGムービー「ブルーリメイン」(Vシネマ)

DMFは、設立後、わずか1年で映画配給大手の(株)ギャガ・コミュニケーションズが配給するフルCGムービーの制作を担当することになった。日本で2本目となるフルCGムービーを東京のCGプロダクションを差し置いてDMFが制作することになったのは、画期的なことである。これは、海をテーマにした作品の強いニーズがあり、既に100種もの海洋生物のCGデータベースを保有しているからである。

以上の事例のように、今後、益々、海洋生物を素材にしたコンテンツヘの需要が高まるのは確実であり、更なる海洋生物のCGデータベースの充実が望まれる。

 

CGモデルデータの価格表

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