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2.4.3 推算計算結果の検討

(1) 予測水深(図2-68〜図2-70参照)と、観測水深を2分×1分格子に割当てたもの(図2-22〜図2-24参照)との差について検討した。標準偏差と平均水深について各海域毎にまとめると、下記のようになる。

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水深の違いを考慮しても、小笠原海台と三陸沖は大和堆より観測水深との一致が比較的良好である。

・海山の頂上付近では予測水深が観測水深に比べ顕著に浅くなる傾向が見られた。(例:小笠原海台)

・海溝付近では、予測水深が観測水深に比べ顕著に深くなる傾向が見られた。(例:三陸沖)

・3海域とも誤差の分布がガウス分布的であり、これは本手法が定性的には水深をよく予測していることを示していると思われる。

・予測水深には重力データ下方接続の影響によると思われる短波長成分が見られる。重力データを長波長海底面に投影する前に各深度毎の下方接続結果に対して再度バンドパス処理を行うべきか?今後検討する。

・フリーエア異常を更に加工してブーゲー異常にしたものを取り扱うべきか?今後検討する。

 

予測誤差の平面分布、予測水深と観測水深の散布図、予測誤差の頻度分布について各モデル海域ごとの図を以下の図2-71〜図2-79に示す。

 

 

 

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