B. 重力異常データの加工(図2-13参照)
(1) Sandwellらの研究グループが整理した1分メッシュの全球フリーエア重力異常分布データセットgrav.img.9.1から測線に沿って確定された点のみについて(経度、緯度、フリーエア重力異常)の3項テキストデータを抽出した。抽出にはSandwellらの開発したツールimg2xygを用いた。
抽出データの例:
132.0167,40.0039,-10.40
132.0500,40.0039,-11.20
132.0833,40.0039,-14.00
…
各モデル海域での結果を以下の図2-34〜図2-36に示す。
(2) GMTのsurfaceコマンドにより領域内全ての2分×1分格子点について重力値を補間した。(図2-13の手順2-1)
%surface $1-I2.0m/1.0m -R132:00:00/135:00:00/37:00:00/40:00:00 -T0.0 -G$2-V
注:
・水深データの場合と格子サイズ・範囲は同じだが、元データが高密度なのでtension=0で補間した。
各モデル海域での結果を以下の図2-37〜図2-39に示す。
(3) GMTのgrdfftコマンドにより格子データの波長15〜160kmの成分を抽出した。(図2-13の手順2-2)
%grdfft $1-G$2-F1000000/160000/15000/10000-M-V
各モデル海域での結果を以下の図2-40〜図2-42に示す。